日本心理学会2013(その1。続報があるかどうかは未定)

日本心理学会@札幌コンベンションセンター、に参加中。

今回の狙いは主に二つで、初日のチュートリアルWSへの登壇と、最終日のポスター発表。

行動主義シンポというのにも出て見たが、イマイチな印象。
というのも結局、行動という言葉が悪いように思う。芦田直宏がいうように「外貌主義」とでも言えばいいのに、認知も行動だとか言い出して、わけのわからんことになってる。それを言い出したら当然、心理学は今でも行動主義です、行動主義バンザーイバンザーイ!みたいなオチにしかならないよね。
未来への展望が薄かったのも残念なところ。

行動主義じゃなくて、観測主義にするとか、顕在変数主義にするとかしたらいいのに。潜在変数を仮定したモデルを書いた時点で、そいつは行動主義じゃない、認知主義だよ、と。で、認知主義はインプットとアウトプットが一致していたらモデルについては「正解がない」「なんでもあり」だということに自覚的になって、「おもろかったらええやん」と割り切ればいい。データポエマーという言葉がある?けど(正確には詩人はポエマーじゃなくてポエット)、データに基づき夢見る夢子ちゃんが心理学者だってことじゃない。

なんか、根底において「それじゃ納得できない」ってな反論が聞こえてきそうですけどね。

さて、夜の学会活動も盛んにやっており、三日目にもなると暴飲暴食のおかげで胃腸の具合がおかしいですが、幾つかの面白ワードを得たので記録しておく。

  1. 恋人の最尤推定(今自分があの子の恋人である確率を分布で)
  2. 筋肉化された心(enmuscled mind)
  3. シラタマーとシラタミー(地獄の白玉団子ゲーム。お店も含めて全員の利得行列が負)

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