あなたの願いが叶う頃もはや僕は人間じゃない

 ということで、CASSHERNを見てきました。

 事前に座席指定のチケットを購入していたおかげで、満員だった映画館でもへっちゃら。堂々とイイ席で見ることができた。

 チケット代はもちろん1800円だったのだが(もはや僕は学生じゃない)、その値段分は楽しませてもらった。

 注)ネタバラシをするつもりはないが、事前に情報を仕入れたくないという人は、以下の日記は読まないでください。

 紀里谷監督は初メガホン?ということで、多少の気合いは感じられたように思うが、英雄並みに美しい画面と、結構工夫されていたアクションシーンなど、評価すべきところは多い。
 私が引っかかったのは、ややストーリーの整合性に欠けるところ・・・換言すれば、「あれ、これは何でこうなったの。その理由は?」というところがあったことだ。

 しかしこれは、職業病的なものではないかと思っている。仕事柄、細かいところまで筋が通っていないと、あるいは理屈がないと納得できないのだ。「奇跡が起きて」というようなことであれば、それが明らかにわかるような工夫をするか(「2001年宇宙の旅」みたいな!)、劇中の誰かに一言「奇跡だ・・・」といわせるとかして、その世界でロジックが完結して欲しいのである。
 これはもちろんこの映画だから言うのではなくて、どんな映画でも、客に対するその程度の親切さは持っておいて欲しい、ということだ。
 もっとも、感性に訴えかけたいので、敢えてぼかすというのであれば、それはそれでいい。そこは推察してよ、というところを無理矢理言語化せよとか、説明せよとは言わないんだけど、どこまで許すかという線引きが、私は多少理屈側に設定するということだ。

 まぁCASSHERNは、こんな私でもうーん、と感慨にふけるところが多くて、味のある作品だったと思います。

 今日は100均ショップで名刺ホルダーを買ったり、電器屋で名刺カード(自分でプリントして作る名刺)を買ったりと、微妙に学会の準備もしつつ、学会後の授業の準備をしたりと・・・GWを締めくくるにふさわしい日を過ごしておりました。

 明日からはWorkDay、週末は名古屋で学会か。頑張るぞー。