前日の過ごし方

 数値の間違いを直す。

 見直す。しかし、自分が信用できない。本当にこの数値で大丈夫か。

 見直すという行為は、間違いがなかったら無駄足だし、間違いが無くても不安感が失せるわけではない、という性質のものだと理解している。
 大阪出身のいわゆる「イラち」という特性なのか、生来の固有値野郎的性格なのか、私はとにかく無駄が嫌いなので、至極根本的なレベルで見直しを嫌がっているのだろう。それでいて小心者だから、何度も何度も見直しをして(本当は三度)、大丈夫だと思っているのに不安がぬぐえない。
 そんな感じで一日を過ごしていたら、いまさらながら少し緊張してきた。前日だから当然といえば、当然か。

 これも昔からなのだが、前日というのは緊張するものである。イベントの直前・・・半時間ほど前が緊張のピークである。有り難いのは、実際に始まってしまうと開き直れることだ。始まると、鼓動も落ち着くのである。
 面倒だから、早く明日になってもらいたい。

 夜は時間をもてあましたので、テトリスに興じる。いつまでもコツコツ積んでいく。どこまでもできるんじゃないか、俺。