2013年の10大ニュース

今年ももう大晦日になってしまった。
早いものですね,と言いたいところだけど,この一年のブログをざっと読み返してみると,あんなこともした,こんなこともあった,と結構いろいろやってるので,そりゃあ時間も経つわなあ,というような気がしている。

ではいつもの,「自分がどの程度変化したか」を確認するための,俺的10大ニュースまとめ,やります。

  1. M-plus本の執筆・編集・出版
  2. 中四国心理学会を運営しました
  3. 学務厚生部のお仕事も二年目になりました
  4. メトリシャンへの目覚め
  5. スライサーで右手人差し指を怪我して救急にいったこと
  6. 末っ子がビーズを鼻につめて救急に行ったこと
  7. 年末に子どもたちがノロウイルスにやられて帰省がなくなったこと
  8. 二度の夏風邪,冬の発熱—体調管理が下手になったか?
  9. Rのセミナーを三回やりました
  10. 北海道,北海道,沖縄。

ひとつ目はこれ。間違いなくこれ。私が執筆・編集を担当した本,「M-plusとRによる構造方程式モデリング入門」が出版されました。といっても,店頭に並ぶのは年明けで,1月から執筆開始,5月から編集,7,8月の校正,10月の二校,を経て12月27日に手元に届いたという,ほぼ今年一年丸ごとのプロジェクト。手に取ってみると,結構分厚くて,これで2500円は安いだろうと思います。執筆や編集に時間がかかったのは,M-plusのコード,Rのコード,それぞれの出力,をフォントや飾りを変えて表現したことと,動作確認の繰り返しで手間がかかったことだなあ。でもおかげで,いいものができたと思うので,多くの人が手に取ってくれることを期待します。

2位は学会の運営だねえ。自分の大学でやる,というのは失敗がないようにしないといけないから,気がせこい。つまり,常に「手配が足りていないところはないか」「マンパワーが足りないところ,余っているところはないか」ということを考えているので,心理的にはずっとせわしなく,何かにせき立てられている気持ちなわけです。システム論の実践としては勉強になるんだけど。実際は夏休み明けから学会仕事が増えてきて,本の校正とも時期がかぶってきたので,それにかかりっきりでした。

3位は大学での,学部運営のお仕事要員なのです。二年目ということもあって,入試も経験し,会議の議事録を取るようになり,一年目の人になるべくうまく引き継げるよう様々な仕事をやります&やってます。年明けの入試イベントが終われば,お役御免となるので,来年は何の仕事もしたくない。

というか,ここまでの1,2,3のことがあったので,自分の研究をアウトプットする時間がないんですよね。端的に言って,論文を書いていない,書けていない。来年は論文を書く年にしたいです。

そんな中,決して研究のことを考えていないわけではなくて,自分の中では割とはっきりと自覚できてきたことがある。自分がメトリシャンになりたいんだということです。春に空間統計学の研究会を開き,秋に行動計量学会におもむき,社会心理学会では空間統計学+ソシオメトリックデータの分析で発表したんだけど,一番自分が面白いなあと思えるのは行動計量学会だし,どうせなら目に見えないものを面白く表現することが,研究としても面白いんじゃないか。手法の限界を断った上で,なんなら不適切な使用例にまで言及しつつ,でもこういうことができるぞ,と前向きになれる。そんな学問のやり方の方が,性に合っているような気がする。来年に向けての研究アイデアもいくつかあるし,来年はしっかりと研究者に回帰したいですねえ。

5,6,7,8は自分と家族の健康に関する問題。7月頃に子どもを遊ばせていて,スライサーで人差し指を擦ったのは痛かった。傷があるなら縫えばいいんだけど,そいでいるので縫えないし,面で処置しないと行けない。あと,最近はジェル状のパッドを当てて直す,湿潤療法というのがある(そしてそういう医療品がある),ということを知ったのは勉強になりました。2週間ぐらいで怪我は治ったんだけど,そのあと指先の感覚がちょっとヘンなままなんです。指紋もなくなったっぽいし。これで一生いくのか,とおもうとちょっと嫌だなあ。まあ仕方ないです。

末っ子ビーズ鼻詰め事件は12月26日の22時頃におこりまして。何とも言えない変な顔を一瞬ふぇ,と見せてから泣き出したので,何だろうと思ったんだけど,すぐに夕飯前にぶちまけたビーズのことを思いついて,鼻を見たらキラキラ光ってるのね。綿棒や吸い込み器で吸い込むも,全然とれないので,急遽救急病院に駆け込みました。もうお父ちゃんは心配したぞー!!

病院につくと,耳鼻科の先生にひょい,と取ってもらって,本の数秒で処置が終わり。あー,びっくりした,というだけで済んでよかったです。指のときもそうだったんだけど,救急にはかかりたくないねえ。

で,次の27日に息子が午後吐いて病院へ。これは日中,といっても年内最後の診療で,ノロウイルスでしょう,と。予定では28日に車で移動するはずだったんだけど,車内で吐いたらみんなに移るよ,とも言われていったん延期することに。すると翌日28日は夕飯後に長女が,29日は夕方末っ子が嘔吐。まあ確実に一日1人ずつやられていくのです。これは大変なことだ。ということで帰省そのものを取りやめることになりました。ちなみに,吐いた子は次の日には元気になっています。問題は保菌しているだろうこと,親もヤバいかもしれないから気を抜けないってこと。それにしても布団の上で吐かれて,洗濯して干したり,コインランドリーの大型乾燥機に走ったり,というのが大変。加えて,帰省に向けて冷蔵庫を空っぽにしてあったものだから,ここ数日食べ物がコンビニ弁当等なのです。もっとも子どもたちはおかゆとうどんしか食べてないですが。今からおせちをつくるのも,買うのもなあ,という感じで大晦日を迎えています。

俺の体調管理もなんかおかしい。夏風邪を引いたり,腹痛を起こしたり,風邪を引いたか,と熱を測ると熱があるので早めに寝ると次の日にはすっかり治っていたり。どうも30代後半になって,「体調を維持する」ということだけでも難しくなりつつあるようで。ヘルスサイドに堕ちないよう気をつけながら,やっていきたいと思います。

9位はRのこと。Yamadai.R,Sapporo.R,中四国心理学会でのRチュートリアルセミナー,と三回のR講習会で講師を演じました。Rは本腰入れて宣伝できるいいものなので,来年も啓蒙活動を行っていきたいと思います。実はRチュートリアルセミナーのテキストを電子書籍で配布することも考えているんだけど,その辺の面白さはまたおいおい。

最後は出張に関することね。北海道,沖縄,楽しかったなーということです。本当は北海道の方は家族も連れて行きたかったんだけど,親族に不幸があって行けなくなっちゃった,という。学会にいくついでに家族旅行する,というのが俺の夢でもあったんだけど,今年はついぞかなえられませんでした。またの機会を狙いたいです。

 

この他にも,車に傷を付けられて修理に5万円かかった話とか,年末に杉の井ホテルで楽しんだ話とか,分位点回帰は面白そうとか,Sphinx,ReVIEWなどの構造化されたテキストへの興味関心とか,これからWii Uを買いに行く話とかもあるんだけど,ランキングとしてはこんなもんでしょうか。

途中にも書いたけど,来年は研究者として,論文を書く!時間に余裕を作ってもっとちゃんと遊ぶ!を目標に,ついでに家内安全!健康第一!もテーマに楽しくやっていきたいと思います。

 

最後にもう一度宣伝。

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ほなまた。