事務の苦労をかいま見た

事務室に用事があっていった。改修後の部屋の鍵をもらいに行ったのだ。

三部屋分もらえる,と思っていったら,二部屋分しかないというので,「あれ?三部屋お願いしてませんでした?」と聞いてみた。
すると,係の人→係長→副事務長まで話が伝播して,副事務長は「いや,二部屋。二部屋しか聞いてない」と返事をしている。
まぁ見える範囲で伝播するわけですよ,事務室なんてそんなに広いわけでもないから。

で,「三部屋だと先生が言うてるんですけど」みたいなやりとりがあって,そのときはこっちが見えてなかったんだろうね,「いや二部屋だって」と言ってるっぽい。「どこのどいつが言ってるの」みたいなやりとりがあったようで,係長がこちらを指して「あちらに来られてますよ」みたいなジェスチャー。
とたんに「はい,じゃあ三部屋」となった。

たぶん,俺と交渉するとややこしいと思ったんだろうな(笑)

三部屋申請していたのは間違いない,と思っていたのだけど,そういうやりとりがあるとこちらも「あれー,二部屋しか申請してなかったっけなぁ」と不安にもなったりする。

まぁ申請した,しない,の水掛け論になったとしても,教員と事務員の立場では教員の方が尊重される,というルールがあるから,上も了承したんだろうな,と思う。

それをみていて,あー,俺は事務員になれないなぁと思った。
わがままを言う,と言うか,こちらにとっては正統な主張なのだ。主張が正しければ手続きが後から着いてくる,という発想をする人間と,手続きにしか則れないので手続きぐらい遵守してくれよという人間では,そもそもの組み合わせが悪いんだよなぁ。で,俺は後者の発想が出来ないわけです。相手が偉い人だろうが年長者だろうが,主張が正しいかどうかだけが大事なのだと考えるので・・・。

それを思うと,変人ばかりの大学で事務員として働くというのは,大変なことだろうと思うわけです。

感謝もするけど,主張は通します。
敵対せず,教員と事務員という区別をせず,ぽぽぽぽ〜んと仲良くなれれば良いんですけどねぇ。