春の公園で

天気も良くて特に予定のない日曜日。
久しぶりに維新公園に来てみた。
先日卒業式の時に来て,子供の遊び場が工事現場になっているのを見た。さらに,明らかに今までになかった遊具が設置されているようだったので,新しくなったら連れてこようと企んでいたのだ。

きてみると,まずすごい人。車での道中で,公園内で花見客を大勢見かけ,駐車に苦労するほど。
遊び場はといえば,これまた大量の親子連れ。

遊具は刷新されており、子供達より俺の方が興奮。
早速子供たちをけしかけた。

ところが新しい遊具を怖がって全く遊ぼうとしない息子。特にすべり台は恐怖らしい。
階段というものをおよそ登ろうとしない。しかし,立体移動しないとなれば,人がうじゃうじゃ要る中で,うろうろするだけになるのだよ,息子よ。
長女は楽しげにあちこちの遊具に登ったり降りたりを繰り返している。

さて,そこで遊具が変わっていないような,室内場の方に移動しようと思い立った。
ジャングルジム的なものがあるし,「ジャングルビンゴ!」と何か少し勘違いしていつつも興味がありそうだったので。

中にはいって,さぁ行け,と放牧してみた。が,やはり人並みに交じるのが苦手そうな息子。
娘はここでもキャイキャイ遊んでいるのだけど。

で,ふと気づいた。あー、息子が遊ぶの下手なのは、幼稚園に行ってないからか,と。
内弁慶というか,家の中では知っている人ばかりだけど,知らない子と遊ぶのには時間がかかるんだよな。
お客さんが来たら,三十分ぐらいでなれるんだけど,ここではそういう「特定の誰かがいるが,そいつは外を与えそうにない」という判断ができる状況にないのだ。
仕方ないか。

しかし,ウロウロしながら自分のポジションを探し、遊び方がよくわからない感じは、大学の新入生と同じである。
今週,職場に新入生を迎えたが,彼らもまだ大学というのりがわからない感じなのだ。それに対して上級生は,大学の雰囲気の中で,大学らしさを楽しんでいるように見えるのだろう。まぁ,ぼちぼちだね。

さて,そういうことならとりあえず、屋内は良くない。どうせ遊べないなら、太陽の下が良い。

人ごみを避け,裏手に移動。そこでの,小さく人気のないすべり台には,息子は喜んで登り,滑りする。
大きさの問題か、人見知りの問題か。いずれにせよ、気にするレベルではなさそうだ。

これからも時折連れださねば。

帰りの車の中ではぐっすり眠ってしまった息子でした。