獲物は確かにいただいたぜ

学部時代の師匠が今年度で退職される。
ということで,研究室を3月には引き払うことになる。退職後は,研究業界から足を洗う?お考えなのか,研究室所蔵の書籍を「欲しかったら持っていっても良いよ」とのこと。

ありがたいことなので,スケジュールを工面して片道300kmのドライブをやってきました。
朝8時に出発。
お昼過ぎに到着して,数時間作業して,
夜21時に帰宅。

一人でやるのは辛いので,教え子二人をお供に引き連れて。もちろん彼らにも趣旨を話し,欲しい本があったら君らももらいなさい,ということで。
結果,俺が7箱分,弟子達が3+1箱分,先輩の取り置き2箱分の貴重な資料をもらってくることに成功。

一日仕事で,最後は重い本を持って階段を上り下りするなど,肉体的にも大変なことだったが,なにせもう手に入らない本とか,少ない研究費ではそろえられない本がてんこ盛り。まさにプライスレス。
何より,本棚というのはその人の思想を作ってきた道筋でもあり,それが師匠の本棚となれば欲しいものばかりではないか。タイトルだけで興奮するような本棚って,他にそうそう無いからね。

本って,良いものですね。
この良さ,この楽しさを伝えるために,精進しようと決意を新たにした一日でした。