更新講習だん

教員免許更新講習の講師として、80分講義を二コマやってきました。

受講生は35,45,55歳の現場の先生方。教室をぐるりと見渡すと、さすがに10年間隔だとあの人は世代Aだな、Bだな、というのがわかる感じ。
で、その一番若い世代と同じ歳の私が、教育の最新事情についてお話しするわけです。

前の晩に自分が作った資料を見直して予習し、頭の中でストーリーがうまく組み立てられなくて、急に緊張感が増す。
朝イチの講義だったので、早めにねたんだけど眠りが浅く夜中に何度か起き、早めに大学に出て資料を読み直してストーリーの再構築。
時間ギリギリで登壇して・・・

不思議なもので、話し始めると落ち着くものですね。声が出て腹が据わるというか。

結局、講義としては、ソコソコの出来だったのではないかと思っている。求められているものだったかどうかはわからないけど。

お上からのお達しでやることになったものの、どうすべきかのポイントが非常にあやふやで、およそ大学人にとって承伏しがたい、制度的に不十分なものであるように思う。
それに自腹を切って参加される現場の先生方、準備に奔走する大学スタッフ、いずれも大変なことですよ。
政権が変わったので、来年にはなくなるという噂もあるし、無くなる!というお達しもないから来年以降もあるのか、という不安もそこかしこで渦巻いている。

文科省のシステムって、どうも美しくないんだよなぁ。