橋下知事「給与の財源がない」 職員側「ふざけるな!」「破綻してないのに路頭に迷わせようとしてる」「国から(財源を)取ってくればよい」

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大阪府の知事と労働組合が、夜を徹してケンケンガクガクしているそうな。
市民感覚から言えば、「公務員が生意気いってる、給料10%カットぐらい当然だ、民間はもっと厳しい」というところだろうか。2chの雰囲気もそんなコメントばかりだから。

だが、労組の意見が世間知らずだとか、自分達だけがワガママ言っている、という意見は、見識が浅すぎると思う。
労使交渉はまずそこから始めなければならぬのだ。これを「民間だったら我慢しているから」という理由で意見を言わなくなれば、どうなりますか。公務員の給料が下がり、「公務員も下がったのだから」と民間も下がる。結局、みんな負けるゲームになってしまい、ジレンマですらなくなるのだ。
だからこれは、敢えて抵抗して、でも結局給料が下げられるというのが正しい。
学生紛争をした連中はわかっていたはずだ。でも、そこまで込みで教えてもらうには、局所性(ローカリティ)が必要だ。

社会システムは、結果が単純に見えたとしても、プロセスが単純じゃない。必要なのは難しいから考えるのを止める、というのではなく、難しいが考えなければならない、ということだ。日本人の「民度」が高いというのであれば、もっと高見を望まねばならないのではないか。

何が言いたいんだ、俺?(笑)