日本心理学会二日目

意外と朝早く目覚めたので、論文の校正作業なんかしていると、朝イチのWSに間に合わず(笑)
帯に短したすきに長し(作業量が)。

朝は構造構成主義の話。まぁ何をそんなに気張っておられるんですか、と思いました。
甲野先生(古武術の先生)がテレビでよくやっているデモンストレーションも目の当たりにして、面白いものだと思ったり、池田先生(構造主義生物学のヒト)はイメージ通りの人だと思ったり。
科学者が、自分のやってることを科学だと自覚しないままであるのは危険だが、そうでない人にとっては別に面白くもない話でした。

午後はマンガ学のセッション。マンガ学というのを広めましょうよ!という主張に辟易。広めたくて広めるもんじゃないし、広まるものではなかろう。MLに参加したい人は名前と所属とメールアドレスを書いてください、というので書いておいたが、途中退席するも記名したのは俺だけ(笑)まぁ情報遺漏に対する危機意識があればふつうは書かない(笑)

マンガのセッションと平行して数理・統計セッション(ポスター)があったので、そちらも見聞。因子数の決定法、IRTモデルの拡張、そしてωの話が楽しかった。個人的にはCMDS(コサインMDS)に興味があったのだけど、発表者が捕まらなくて困りました。結局ポスターをはがす直前に捕まえてお話を。なかなかミソのところは明かしてくれなかったけど、アイディアが突出していたなぁ。なかなか面白い話でした。

夕方のセッションは笑いの心理学。ポジティブな感情表出の心理学はなかなか研究が進まない、というポイントを上手にまとめつつ、幅広く意見を集めていたという点で企画者の技量が優れていたのでしょう。個々の発表はイマイチだったけど、面白い分野になる可能性があるので、今後も注目してみようと思います。

夜は先生方とお酒のセッション。学会会場の近くで飲んでいたので、他の席も心理学関係者。いろいろ挨拶させてもらいました。楽しかった。

明日は最後の日心ですな。ちょいと頑張りますか。

ところで、今テレビで総裁選の話を臨床心理学者、矢幡某がコメントしてる。
福田が言いよどんでいるところを捕まえて、分析してる。フロイド学派か。
本当のことか怪しいのに、心理学という看板でコメントされるのは困るね。
テレビ的には便利なのかもしれないがね!