わかればわかったで

先日、保育所に迎えに行ったら保育士の先生に「お嬢さんはもう、大人です」と言われた。どういうことでしょう、と聞くと、大人とのやりとりがわかっているというのだ。

例えば、希望が通らなかったら、ふくれっ面をしたりツーンとしたりするようになったという。

今日も一緒に遊んでいて、面白いシーンが二つほどあった。

ひとつはパズルを作っているとき。パズルが大好きなのはいいが、できあがると即ひっくり返して一から始める。何度も何度もひっくり返すので、あーもう面倒だなぁと思ってしまう。これは大人の悪い考えね。子供は毎回楽しいんだろう。とまれ、すぐにひっくり返してタスクを作って、さぁやるのを見ていてというわけだ。「これはここ」と言えるようになったりしているし、たまにこちらを伺っては、ひとつピースを渡して「これは?」と聞いてくる。悩んでいるふりをすると「ここ」と教えてくれたり。

で、まぁ面倒になってきたので、あるとき私がチャッチャと一人でパズルを完成させてやった。どう出るかと思ったら、案の定ひっくり返してばしゃーん。想定の範囲内だったので、すぐにチャッチャッと再構成。大人だと二分もかからずにできます。するとまたひっくり返す。何回やりとりすればいいかな?と思ってまた私が作ろうとし始めたら、娘が小さなピースをひとつ、握って机の下にポトリと落とす。当然、その場所が欠けてしまうのだが、それを見て娘が「これは?ないなー?ないなー?」といいながら、キョロキョロするのである。そして足下にあるのを見つけて拾い上げ、「あったー」といいながらはめ込んだ。
こいつ、かまってほしくてワザと隠したんだ!
そんなことができるのねぇ。かなり大人的思考である。ちょっと感動。

その後、お散歩に。家の中にずっといるとエネルギーが有り余って、夜眠れないから。
昔よりも割と、自分の力で動いてくれるので楽だ。特に今日の散歩は行き先を決めてなかったから、とりあえず表に出ようというだけだったので、彼女の後ろをついて歩く。フラフラと歩いてくれる。途中で妻に似た姿の人を見つけて走っていく。途中で違うと気づいて、キョロキョロする。この辺りも大人っぽい。

何となくコンビニへ。買い物を終えて出てくる。「帰ろうよ」といっても、全然違う方向にばかり行こうとする。いよいよ業を煮やした私が、「おいっ、帰るぞ」というと、手を振って「バイバイ」と言われた。お前一人で帰れってか・・・orz

なんにせよ、このようにしっかりと大人とコミュニケーションができるのだ。しかも、かなり大人的(人間的)思考をしている。先日までは賢い犬ぐらいのレベルだろうか、と思っていたが、なるほど確かに大人になりましたわ。

しかし、コミュニケーションができないレベルの時にも腹が立つことはあったけど、今のレベルだと腹が立つところも違うね。違うところで葛藤を感じる。うちの子はもう大人です・・・。