ジダン

 昨日は直後だったので、書きたくなかったことを、今日は書いてみる。記録のために。

 昨日は夫婦して七夕デート。そこまでは書いたとおり。
 最後に最寄り駅から、自転車に二人乗りして帰ってきた。で、国道を横切ろうとしたら、レストランから出てきた車がつっこんできて、ドシン!とぶつかったのである。
 しかも、拙いことに後ろにぶつかった。つまり、妻がまともに衝撃を受けたのである。転びながらカッ!と怒りがわいた。俺の大事なもんに何をするんだと。

 不幸中の幸いは、相手が駐車場から出てきたばかりだったこと。つまりスピードが全然出ていなかった。あと妻の転び方もうまかったのだと思う。怪我はしているが、打撲&擦り傷で、骨に異常はないようだ。もちろん頭や他の部位にも(いまのところ!)問題はない。あともうひとつ付け加えるなら、加害者のUは学生ながら、親切であったということだ。
 もちろんこれを機に友情が芽生えるようなことは100%ない。互いを信用できる状況でもない。それでも、昨日・今日の対応は真摯だったと評価したい。

 事故の後、相手の連絡先を聞いて帰宅。軽く手当をしたものの、妻の足がひどく腫れているので、念のため病院に行くことに。
 病院では「打ち身でしょう」というぐらいの対応で、医者が「これぐらいで騒ぐなよ」といった風だったのは腹が立ったが、この手のことは迅速に対応しておいて間違いはない。その場ですぐUに電話し、深夜ながら病院に来たこと、大事には至ってないこと(骨などに異常はないと、この時点でわかった)を告げる。

 とりあえずこれぐらいで済んだか、と帰ってきて就寝した。

 しかし、夜中に妻が痛くて眠れなくなる。痛みだけは替わってやれないのである。
 ハンドルを握っていたのが自分だったし、悔しくて仕方がない。

 今日は朝から、妻方の実家から車を借りて出かける予定だったので、そのまま車を借りに行き、すぐに病院へ。診察した後、痛み止めをもらう。今日の先生は親切だった。
 なにより、支払方法などをどうするかという大問題があったが、それ担当の方が病院にいる。これに少し驚き、頼もしく感じる。
 相手が保険で対応するなら、警察に行って(人身)事故証明を出し、病院では診断書を書いてもらう。これで保険会社を説得しなければならない。表沙汰にしない=示談であれば、相手ときちんと支払方法などのことを詰めるように、といわれた。昨晩は相手も謝っていて、治療費・修理代はすべてこちらがもちますから、と言ってくれてましたと言ったら、担当のYさんが「一日経ったら意見が変わってますよ」という。確かにそういうことはありそうだ。

 チャンと治療が終わったので、改めてUに連絡。なるほど確かに、意見が少し違っていた。「僕は学生なので・・・」とか「車の修理代がいくらぐらいなのかもわからないし・・・」とか、「こちらが10-0で悪いわけではない」などと言い出した。
 確かにそうなのである。無灯で、二人乗りで、信号のないところを横断しているのだから、こちらにも非はあるのだ。しかし、相手が学生だろうが、車の修理代がかかろうが、怪我をしたのはこっちである。とりあえず全額でどれぐらいかかるか(お互いに)調べ、その後でどれぐらいの比率で(どのような名目の金額を、どちらがもつか)決めようということになった。

 その後、自転車の修理見積もりを出してもらったり、薬局で薬を買ったり。まるで気づかなかったが、私も右尻と右腕に少し打ち身があった。

 夜になり、先方から電話があった。こちらの見積もりが出た、と。向こうはサイドミラーが吹っ飛んでいたので(未だにどこがどう当たって、アレが取れたのか不明。おそらく自転車のハンドル。ひょっとして俺の右腕か?)それが5万円ぐらい。電話の感じでは、車の修理代が思ったより安く済んだので、こちらの治療費も全額負担できそうだ、という様子。こちらも、慰謝料をくれというのではないのだ、今までの治療費・修理代と、今後の治療費・通院費を見積もって、それらを含んだ額を支払ってもらって示談にしよう、という話をした。
 これで決まり、である。お互い後々までウジウジ言い合うのは良くないと思うので、明日向こうがこちらの口座に振り込みをして、それを私が確認できたらもう終わりということにしよう、となった。

 それにしても、普通は菓子折のひとつも持って、直接お詫びに来るもんだ。まぁ本籍地広島、住所が京都とあったから、京都に下宿している子なんだろう。親がいたらそれぐらいの気は利かせられると思うが、人柄に免じて許してやろうと思う。

 落ち着いて考えると、Uの顔が思い出せない。事故の直後、夜中にちらりと見ただけだもんね。最後まで顔を合わせることなく(電話では数回対応しているけど)終わるこの関係。ドライな時代だね。これでいいのかな?と思う。答えはわからない。

 事故としては軽い方に分類されるだろう。妻が痛みに耐えかねている姿は、見てて腸が引き裂かれる思いだったが。冗談で「子供を産むのはこれより痛いのかな?」と聞かれたが、それも俺はわかってやれない。すまぬ。
 今後、夫婦で遭遇する事故としては、これを最悪の例にしたい。

 ごめんな。>愛妻

 
 実は日中、怪我した妻を連れて、泉ヶ丘のラーメン劇場に行って来た。下道をドライブすること2時間半。二軒のラーメン屋をハシゴする。宮崎県から来た風来軒のこってりラーメンはうまかった。山形の天童ラーメンは、あっさりしすぎて?あんまりおいしくなかった。

 二杯も食べたので、晩ご飯要らず。

 怪我してもラーメン。

 事故とラーメンで休日が終わる。おかげですっかり「論文改稿」のことは頭に上ってこなかった。
 明日からは少し、研究者面します・・・。