マダム

 昨晩ノドに湿布を貼った。おかげで今日は声が出た。かろうじて?

 今日は昔の自分に感謝!という感じだ。講義の準備には、話す内容や資料をしっかりノート形式で用意するバージョンと、話をするキーワードやプロットだけ用意して、あとは当日自分のひらめきにかけるバージョンの二つがある。昨日はあまり時間がなかったので、今日の講義はもちろん後者のパターンであった。それでも、結構学生に伝えるべきことは伝えられたと思うし、適度に話も膨らんで時間ももったし、まぁ及第点かな、という感じである。話が膨らむかどうかは、過去の自分が情報をストックしていたかどうかにかかっている。今日は自分が学部生の頃に受けた授業を思い出しながら喋った。ちゃんと授業を受けておいて良かった〜。

 そういえば、ノドがやっぱり心配だったので、授業の冒頭で「お聞きのとおり、ノドの調子が悪いので、マナーが悪いかと思いますが今日はペットボトルを目の前に置きながら話をさせてください。時々飲ませてくださいね」といって話を始めた。教壇に立つ者が、学生に対して示しがつかないかなぁ、と心配もしたが、まぁもう大人なんだからアリかな、事情も事情だし、と思い直した。
 自分が学生だった頃、先生もいろいろだったと思い出す。授業は真剣勝負だ!と正装して来て、学生に脱帽を命じる先生もいれば、紙コップのコーヒーを持ちながら普段着で教壇に立ち、いつものように話し出す先生もいる。大学のこういう自由さは大好きだ。

 話は変わるが、月曜10時からのドラマ「伝説のマダム」は必見である。桃井かおりが主演なのだが、演技なのか地なのかわからないぐらい彼女らしさが出ている。最近のハリウッドでは、見る者がモデル学習してしまうから、とスクリーンにタバコを吸うキャラが登場しなくなったが、今日の桃井さんは副流煙まみれで登場した。大根の葉に囲まれておやつを食べるシーンもあった。「ほんまに女優かぁ?」というぐらいの衝撃的シーンの連続。ストーリーもまぁボチボチ面白かったりするので、お勧めです。個人的には、永作が見る角度によって可愛く見えたり、そうでもなかったりするのが第二の見所である。

 最後に。先週の週末を使って書いていた論文について、友人と見解の相違があり、どう決着つけるかすこし悩んでいる。二つほど解決策を思いついたが・・・今日明日ぐらいは論文のこと、考えたくないや。妙な苦労してるなぁ、俺(苦笑)