SDメモリカード

 J-SH52にはSDメモリカードがついている。

 このメモリカードが良くてこの携帯に変えたのだ。この手の、メモリ別売だとデータの編集がパソコンでできるというメリットがある。さらに、この携帯は音楽データ(MP3)を再生できるので、ウォークマンとしても利用できる。もっというと、ボイスレコーダーにもなるし、写真や動画はもちろん撮れるのだ。で、先日喜び勇んでSDカードリーダーと、標準の8MBメモリじゃ足りないので64MBのメモリを購入した。余談だが、メモリースティックなどにデータを保存できる携帯もある。今後はこういう方向に行くんじゃないかな。つまり携帯の小型パソコン化である。なによりも持ち運びできるモバイルPCだもんね。

 さて本題。今日はこのSDカードリーダー経由で携帯データの編集をしようとしていたのだ。携帯は買い換えたのだが、Tu-kaからJ-Phoneにしたので(アップグレードとかじゃないので)、データを手動で入れ替えねばならない。これはどう考えても面倒なので、できるだけやりやすい方法を考えていたのだ。
 最初は、携帯データをUSB経由で取り込むコネクタやソフトを持っていたので、それを使ってみた。ただし、二年以上前の機種には対応していたが、新しいこのJ-SH52には完全に対応していない。電話帳の番号はコピーできたのだが(これだけでもありがたかった。機種対応してない、ということで全然駄目、という可能性もあったからだ)、メールアドレスがコピーできない。携帯のメールは最近どんどん頻度が上がっているから、これでは片手落ちである。
 そこで、SDカード経由でやってみた。フリーソフトでJ-SH51(J-SH52のひとつ前の機種)のアドレス帳データを編集できるソフトがあったから、それをDLし、SDカードのデータを編集。やはりパソコンで(キーボードで)データ編集できるというのはありがたい。携帯でちまちまやるのに比べれば、桁違いの便利さである。小一時間の操作で、Tu-Kaのデータや、それ以外にも個人データをいろいろ詰め込んでみた。満足。

 しかし、である。ここからがイケナイ。こんどは音楽データを入れようと思ったのだ。MP3対応、とあったから、普通にMP3ファイルをそれらしいディレクトリの中にいれてみる。携帯にカードを戻す。再生しようとする。「ファイルが見つかりません」といわれる??どういうことなのだろう?
 説明書やインターネットなどからいろいろ情報をあさってみた。すると、どうもMP3の規格は規格でも、著作権保護ができるデータ形式でなければならないらしい。さらに、SDカードリーダーも、著作権保護機能が付いたカードリーダーでないと、J-SH52が読み込めるファイルを保存できないのだ。なんということだ!

 この著作権保護機能付きSDカードやカードリーダー、およびこの手の規格は、総元締めは松下電器、すなわちPanasonicのようである。私が買ったリーダーはTDK製品。これではできないようだ。なんとも器の小さいことではないか。この著作権保護という思想は理解できる。しかしそれはソフトウェア上でやって欲しかった。それに対応したデバイスやメディアが要るというのは、単純にメーカーの独占を許し、自由競争を妨げるという意味で、善良な消費者にとっても決して利あることではないだろう。

 この後、カードリーダーを買ったヨドバシカメラと交渉して(正確には、交渉は妻がしてくれた。物腰の柔らかい彼女は、こういうときとても有能である)、著作権保護機能付きリーダーに交換してもらえることになったので、一件落着?ではあるのだが。Panasonic、見損なったわ。

 ちなみにこの小さなデバイスのジャンル、つまりSDカードやコンパクトフラッシュ、メモリースティックのジャンルはどこが一番強いんだろう?どれかに統一したらいいのに。素人には細かな違いが面倒すぎますよ。SDカードのように、他のメモリもさらにサブカテゴリ(保護機能あり・なしのような)に別れてるのだろうか?だとしたら勘弁して欲しいねぇ。

 この日は我が家の週末である。妻と私の仕事の都合上、休みになるのが火曜日なのだ。だから月曜日が週末気分。二人で20缶近く酒を飲みました。ので、これを書いているのは実は1日です(笑)