私立入試が始まった

2月1日である。

あぁ一月が行ったなぁ、などと一般人は感慨に耽るのだろうが、受験生や大学関係者にとってはむしろここ数日が学校としての一大イベント、入試が始まるな、という感じであって、かならずしも感慨深いものではない。

今日は朝7:50から夕刻16:30まで学校で入試のお手伝い。今日は「校舎本部詰め」である。これは各試験会場で試験がうまく行くように取りはからう裏方で、受験票を忘れた子の対処だとか、試験中気分が悪くなった子の対処、試験が終わったら枚数がちゃんとあるか数える、といった仕事で忙しい。
試験時間中は暇なのだが、その前後はかなりてんてこ舞いである。朝から早速受験票を忘れた子がいるし、気分が悪いという子は小さな会場なのに(社会学部は小さい会場担当であった。全体で一万人近くが受験しているのだが)3人もでるし。うちひとりは廊下にぶっ倒れたのだが、看護士が駆けつけたときには「試験に戻る」といって復活していたという強者。事務の人曰く、最近は気分が悪いと言い出す子が増えたとか。いっそドクターを試験会場に配置して、本人が「やれます」といってもやばそうならドクターストップorTKOとして受験資格剥奪としてもいいんじゃないかと思ったが・・・ひとりの人生がかかっているし、私大にとって受験生はお客様だからそういうわけにもイカンのだろう。

ともかく無事終了してホッとした。

帰ろうとしたら、大学から駅までの道のりがすごい人、人、人である。腹が立つので友人とタクシーに乗り合いし、最寄りの中継駅まで行ってやった。タクシーだなんて贅沢な話ではあるが、公道なのに人間で渋滞するような流れにつきあってられん。

帰りは京都駅で妻と待ち合わせて、ラーメンを食べに行った。
アバンティという専門店街にオープンした、麺が自慢のラーメン屋さんで、最近のグルメガイドブックには必ず載っているのである。麺の味に期待したので、あっさり塩ラーメンやつけ麺で頂くことにした。

食べた感想は、夫婦して一致していたのでびっくり。
「麺は美味しいけど、こってりしたラーメンの方がラーメンらしくて好きだ」

天下一品のわけわからん濃度のこってりラーメンがまた食べたくなった。