気持ち悪い,のだ

ミスター・ゲスの極みがプロデュースする性欲合唱団の一員が,お泊まりデートしたと報じられたので,その責任を取って丸坊主にし,涙の謝罪をしている動画をYouTubeにアップしたことが,昨日芸能ニュースで報じられた。

ネット上ではすぐに話題になったから,「頭を丸めた女性の泣き顔」を全く見ないですむ訳にも行かなかったのだけど,ちらりと見ただけですぐに「気持ちわるい」と思う。不快。

いろいろな人の様々なコメントがネットには転がっている。しかし,俺に言わせりゃあ「公序良俗に反する」こと,の一言に尽きる。

これを機に,自分の中の基準を考え直してみたのだが,次のようになる。

  • アイドルをうたう女性が,処女性を売りにするというのは品がないけれども許容範囲。
  • アイドルをうたう女性に,ファンの男性がその処女性を求めて興奮するのは,同様に品格の問題なので一般論として許容する。ただし、そういうやつと友達になりたくない。紳士たれ。
  • アイドルをやっている女性が,恋愛禁止はおかしいとか言うのは許容できない。それはそういう条件で契約したのだから遵守すべき。そんなことになるとは思っていなかった、というのは自分が馬鹿であると言っているわけで,個人的には許容できない。それでも社会的には介入すべきである。
  • アイドルをやっている女性に,恋愛禁止を強要することは許容できない。ミスター・ゲスの極みは,扱っている商品にも対象とする消費者にも経緯が感じられないので地獄に堕ちるといい。
  • アイドルをやっている女性が、契約だからといって,頭を丸めるのはオカシイ。しかもそれを誰にも相談せずに自分でやりましたというのも間違っている。
    • 本当に本人の意思でそうしたのであれば,そういう考えに洗脳されていることを問題視すべきであり,周囲の人間が介入するべきである。
    • 本人の意思でなく,事務所の意向であるとするならば,それを強要するのは人権問題であり労働問題でありいじめの問題であり体罰の問題であるから,社会が介入すべきである。
    • 事務所と本人が「どうする?坊主にでもするか?そしたら話題になるやろ?」「そうですね,うひひ,ちょっときつめのボケをかましてみますわ」ということでやっているのなら,完全にスベっているのでもう表に出てこないでください。「映す価値なし」級。
  • アイドルをやっている女性が何らかの事情で坊主頭になって,反省しながら泣いているという動画をネットにのせて世界に発信する事務所は許容できない。公序良俗に反する行為であり,社会的に罰せられるべきである。

あのような映像を見て喜ぶ人がいるのだろうか。
少なくとも,自分の子供には見せられない。

折しも,いじめや体罰の問題(アマでは桜宮,プロでは柔道界)が報道されている時期に,この映像や顛末を公衆の目にさらすのは,この問題を助長することにしかならない。日本にはいじめや不当な罰という社会的風潮があり,大人になるまでにしっかりそれを学習しなさい,というメッセージになっている。だから,重ねて,公序良俗に反すると訴える。周りにも「これは品がないことである」という感覚を伝えるべきである。

個人的に,女性が泣いているというのが嫌い,という感覚がある。いかなる理由であろうとも。これはもう,生得的なものだろうか,理由が説明できないレベル。でも,理由がいるレベルかな。人間,嫌なときは嫌だと言っていいだろう?

この件,女性はどういう風に考えるのかなあ。