退職記念祝賀会にでて思うこと

KGのKSK先生がこの三月で定年退職ということで,退職記念祝賀会が本日開かれ,ありがたくもご案内いただいたので参加してきました。

最終講演は講義ではないので,数理的なるものと社会的なるもの,という自伝のような,もちろん学術的メッセージにあふれたお話。

今年は団塊の世代がやめる年のようで,各地で退職記念会がひらかれている。大学の先生は,最後の最後に結婚式みたいな同窓会を開けていいもんだなぁ,と思いながら(自分の時はそんな文化風習が残っているかなぁとも思いつつ),やはり,自分もちゃんと生きていかなあかんな,と思う。

弟子を作るとか,みんなにチヤホヤされることが目的なんじゃなくて,学問の道を志したんだから,色々大変なことはあるだろうけど,自分の出来ることをちゃんとやる。

「ちゃんと」,「やる」。

手を抜かず,実行する。

ということを改めて胸に刻んだような次第。
幸い,急いでとかいつまでに,という話はないのだから,今年の自分のように一年かけてじゃんじゃん学会発表するのも面白かったけど,後進や大学に貢献するのも大事だけど,自分の「これぞ!」みたいなものにもっと夢中になろうと思う。

KSK先生は学部長を2度もされたり,その他大学組織人としての貢献も多大であるとの由。
学会も数理社会学会の立ち上げ等,十二分に貢献されている。
それでいてオリジナリティあふれる研究もあるんだもんな。

まけてられんなぁ。