自粛ムードの気持ち悪さ

先週末は花が見頃で。
今年は晴れが多かったせいで、花見のチャンスも多かった。私もなんだかんだで、桜の花をあちこちで楽しみました。

一方、関東の方は自粛ブーム。
自粛ブームってなんかやだなぁ(ブームというものがそもそも嫌いだ。THE BOOMは別にして。)、とおもってたけど、その違和感の出どころに気づいた。

テレビで自粛した人が、「何となく、心情的に、そわなことできない」と語っていた時は、この非論理性がきらいなのかな、とおもっていたが、次に映った被災者が「自粛して欲しいですね」と言ったのでピンと来た。

他者が誰かに向かって「自粛しろ」というのは、矛盾してるのだ。従ったら、他者による禁止になってしまう。

腹が立つのは、自粛しろという人の、「自分は禁止命令に対して責任をもちません」というスタイル。
言えばいいんだよ、自分のこととして、ヤメろと。
それにおめおめ従うのも主体性に欠けるねぇ。

このような表現が好まれるorまかり通るのは、いつぞや危険地域にいってゲリラに拉致された人に対する「自己責任だ」を周囲が押し付ける、あの雰囲気と同じだ。地持ち悪い。

全然自己じゃない。

なんでも自己に帰属すれば個人を尊重してると思うなよ!