歯科通院

子供の頃に通ってたことを考えると最近の歯医者はとても進んでいると思う。

今日はレントゲンで発見した虫歯の箇所を治療するという。事前に30分ほどお時間いただきますと言われている。予定通りの時間に呼ばれていくと、まずは表面的な麻酔、続いて注射による麻酔があって、治療がはじめる。麻酔が効いてるから当然のことではあるが、全く痛みを感じることがなく、ものの15分ほどで治療が終了した。昔は削って詰め物をするだけの時にも、いろいろ何か歯に入れるための細工がいったような気がするが、最近は削った後に紙のようなものを当て、光(熱?)を当てて仕上げたら完成、てなもんだ。あの辺の技術革新、誰か解説してくれんかな。いろんな医療の中で、一番身近で技術の進歩を感じるのが歯科だと思うんだけど。

ということで、痛みもなく、サッサと終わった。麻酔も予告通り1時間で切れるし、よく出来たもんだ。

さてこれで治療が終わりかと思いきや、これから3回に分けて歯石を取っていくと言う。前歯、右奥、左奥。うえー。引っ越しを近々するのでということを伝えると、明日から毎日のように三日間ほど通うことになった。

おそらくここの歯医者は、新しくて綺麗で、最新の設備も揃っていることから察するに、現代的で合理的な判断をしているんだと思う。すなわち1人の客にかける時間は30分以内と言うことにして、回転率を稼ぐことで利潤を上げているのだ。理屈はわかる。理屈はわかるんだけれども、値段は3倍払うから1日で済ませてくれと言いたい。

でもまぁそういうと、そういうんじゃありませんからって怒られるんだろうなぁ。そこを認めてしまうと向こうの論理も破綻することだろうし。

仕方がないのでその理屈に付き合ってあげることにしたが、なんか釈然たしないところもある。結局、技術に対する興味があるが、歯科は嫌いなままである。

追伸 歯医者さんが悪いとは思わない。技術も人も憎まない。そういう料金体系にしないと利益が出ないシステムに問題があると思っている。