新しい授業スタイル

受講生が80-90名ぐらいの,統計の授業がメインのお仕事の一つなんですが。

後期は対面授業をさせて欲しい,と申請。途中で数回の,Rを使う演習が入ってくるのだけど,これがオンライン授業と相性が悪い!本当に,相手がどこで困っているのかわからないし,学生同士の互助もないので。ということで,演習の時はオフライン授業が欲しいということで。あと,オンライン授業でやるときも,やはりテキストを読ませた方が過不足なく・誤解なく伝わるだろうということで,夏休みの後半はほとんどコマシラバスの執筆にエフォートをかけてました。9月に入る前に準備できたのはよかったんだけど。

さて実際に対面も始まると,どういうことが起こったかというと,対面とオンラインとで差別化しないようにということで,授業風景をGoogleMeetでオンライン配信することに。オンタイムでみられない人のために,録音や録画も考えないといけない。GoogleMeetでも録画できる権限をもらったんだけど,これには欠点があって,学生が先に教室のMeetに入っていると,主催者がその学生になっちゃうのか,後から教員ロールの俺が入っても録画オプションが出てこないんだよね。どうするかというと,先に入ってる学生を一旦追い出して,一人になって入り直すしかない。しかもすぐではダメで,5分ぐらいおいててもだめ,多分30分ぐらい間を開けないといけないんだよね。これは現実的ではない,ということでMeetの録画は使えないんですよ。

ということで,録画デバイスを別に用意することを教務課に依頼。撮った後でデータを抜き出してYoutubeにアップするタスクが増えたわけです。じっさいどうなっているかというと,

1.少し早めに教室に行く。投影準備と撮影準備。PCの方ではテキストとGoogleMeetと,質問用のSli.doというページを準備。

2.録画の配線などをして,撮影開始。準備できたら授業開始。

3.授業中はテキストから外れすぎないように,時々行番号などで指示しながら。オフラインの学生もPCを見ながら受講してたりする。

4.授業が終われば,機材の片付けと消毒。研究室に戻って録画データを取り出してYoutubeにアップロード。90分動画が小一時間でアップ&変換が終わるので,リンクをGoogleクラスルームに投下

という作業をする。もちろん授業中に出た質問や,誤字脱字への対応,課題のチェックなどもある。やたらと「やるべきこと」が増えている感じ。授業時間は90分,資料の準備にもたっぷり時間がかかっているけど,オンラインとオフラインのハイブリッドにすることによって,授業前と後にも色々やることが増えた。これは大変なことである。できれば,撮影と配信については別のスタッフ(TA?)がついて欲しいなと思う。

そしてそれだけの苦労をしているのだけど,対面に来ているのは20名弱,オンラインで40名ほど。Youtubeの視聴回数は一桁だ。残りはオンデマンドで資料だけ読んでやっているってことかもね(ドロップアウトもいるかもしれないけど,反応必須のアンケートとかをとると90人弱がちゃんと回答してくる)。ということは,学生さんはオンライン,オンデマンド,対面の3通りの受講スタイルを選んで,いいように使ってるのではないかな。で,その比率が1:2:1なようです,私の場合。

これはコロナ云々がなかったとしても,良いことかもしれない。気分によって選べたら,それがいいと思う。学生さんに撮ってはいい時代なんじゃないかな。その分のサービスは喜んでやりますよ。

ただオンラインだから大学教員は楽になった,というのとは違うよ,ってことです。また逆に,だから対面に戻せ!というわけでもない。これは純粋に環境の問題で,個人が対応するのではなくてシステムが対応するべきことだから,撮影などの授業スタッフや備品などの配備を大学側にやってもらうとか,その分の手当をつけるとか,そういう方向で解決して欲しいねえ。

 

ちなみに次回は演習回。これは対面希望者が増えるかもしれないけど,講義しながらPCサポートして,というのは無理があるので,課題や内容についてはオンデマンドで予習しておくように指示しました。さて,どうなりますことやら。

 

追伸)コマシラバス,文字起こしした教材に沿って授業をするのは良し悪しだなと思う。今まで適当に喋ってたかもしれないことが,しっかり文字として残っているのはいいこと。でも喋っている時は書いている時とノリが違うので,冗長に感じるところや膨らませたいところが出てきたりする。シナリオから外れすぎずにアドリブを入れるってのは,これはまたちょっとした技術がいることだな。ノリが合致してないところは,テキストの手直しをするべきところなんだけど,そうするとこれ,完成しないぞ・・・と思う。漸近的に感性に近づけていくしかないんだろうけどなあ。

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